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2025.8/25
常に、時流をつかむために♪
~リフォーム業界から新規事業、そして経営者の在り方まで~ 去る8月20日・21日の二日間、船井総合研究所が主催する経営戦略セミナーに参加してまいりました。全国各地から多くの経営者や幹部が集まり、未来を見据えた事業戦略を考える貴重な機会となりました。 私自身、所属しているリフォーム業界の分科会に加え、今後の成長を期待されている新規事業である「トレーラーハウス事業」の分科会にも参加し、たくさんの学びと気づきを得ることができました。 さらに、最終日には特別ゲストによる講演会が高輪プリンスホテルで開催され、日本を代表する企業経営者の生の声に触れることができました。 本稿では、その二日間で感じたこと、そして今後の自社経営へのヒントについて整理してみたいと思います。 リフォーム業界の未来と課題 まず初日は、私が所属しているリフォーム業者会の分科会に参加しました。 リフォーム市場は今後も需要が見込まれる分野である一方、人手不足や価格競争、そして消費者のニーズの多様化といった課題を抱えています。 各地域の経営者が集まり、現場で直面している課題や取り組みについて率直に意見を交わしました。 特に印象に残ったのは、デジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)を取り入れながら効率的に現場を回す工夫をされている事例です。 例えば、現場写真や工程管理をアプリで共有し、お客様とのやり取りもスムーズにする取り組み。 人材不足が深刻な中、限られた人員で高品質な仕事を提供するためには、こうした仕組みづくりが欠かせないと強く感じました。
また、リフォームは単に住宅を直すだけでなく、「お客様の暮らしをより快適にする」ための提案型ビジネスへと進化しています。 そのためには、価格だけではなく、提案力・信頼感・アフターフォローといった総合力が問われているという意見が多く出されました。 新規事業「トレーラーハウス」の可能性 続いて、トレーラーハウス事業の分科会に参加しました。 ここでは、従来の住宅やリフォームの枠を超えた、新しい住まいや働く場の可能性について議論が交わされました。 トレーラーハウスは、固定資産税がかからない点や、移動・設置が比較的容易である点から、今注目を集めています。 災害時の仮設住宅や観光地での宿泊施設、さらにはオフィスや店舗としての利用など、多様な展開が見込まれています。 特に印象的だったのは「ライフスタイルの多様化に応える手段として有効である」という視点です。 従来の一戸建てやマンションにとどまらず、自然と共生する暮らしを求める層や、 地方移住を考える若年層などにとって、トレーラーハウスは魅力的な選択肢となります。 リフォーム事業と並行しながら、このような新しい分野に挑戦することは、将来の会社の安定にもつながると感じました。 特別講演から学んだ3人の経営哲学 セミナーの最終日、会場を高輪プリンスホテルに移して行われた特別講演では、3名の経営者が登壇され、それぞれの経営哲学や事業戦略について語られました。 そのお話はどれも非常に刺激的であり、今後の自社経営に取り入れたい多くの学びがありました。 U-NEXT 宇野社長の事業戦略 最初に登壇されたのは、動画配信サービス「U-NEXT」を展開する宇野社長です。 動画配信市場はNetflixやAmazon Primeといった強力な海外勢が存在する中、U-NEXTは独自の戦略で成長を続けています。 その鍵は「日本市場に特化した強みを活かす」ことにありました。 例えば、最新映画やアニメ、雑誌読み放題など、日本人が求めるコンテンツを幅広くカバーし、顧客満足度を高めることで差別化を図っています。また、常に市場の変化を先読みし、スピード感を持ってサービスを改善し続ける姿勢が印象的でした。リフォーム業界も変化の波が大きい産業ですので、「スピード感を持ち、変化に適応する」姿勢は大いに参考になると感じました。 シャボン玉石けん 森田社長の「正直なものづくり」 続いて登壇されたのは、無添加石けんを提供している「シャボン玉石けん」の森田社長です。森田社長は「環境や人の健康に本当に良いものを届ける」という信念をもって経営をされています。売れる商品よりも、本当に人や環境に優しいものを提供することを最優先にするという姿勢に強く共感しました。 短期的な利益を追うのではなく、長期的に信頼を積み重ねていく。 その積み重ねが企業価値となり、結果として多くのお客様に支持されるのだと学びました。リフォーム業界においても、「お客様にとって本当に良い提案をする」という基本を忘れてはならないと改めて思いました。 相模食品 代表の「伝統を未来へつなぐM&A」 最後に登壇されたのは、群馬県に本社を置く相模食品の代表です。 同社は「豆腐」という日本の伝統食品を守り続けるために、単なる事業統合ではなく、M&Aを通じて多くの食品会社を再生し、輝かせてきました。 特に印象に残ったのは「M&Aは買収ではなく、相手の価値を引き出して共に未来をつくる行為である」という考え方です。 地域の伝統産業を守るため、経営が苦しい企業を救いながら、業界全体の価値を高めていく姿勢に深い感銘を受けました。 私たちリフォーム業界においても、地域に根ざした中小企業が多く存在しており、お互いの強みを活かし合うことで地域全体を盛り上げていく必要があるのではないかと感じました。
※尚今回の写真は、掲載の問題があり、登壇された写真はございません。ご了承下さい。


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