地域とともに歩むために ― 法人会上里支部会合に参加して感じたこと 先日、上里町内で開催された「法人会上里支部」の会合に出席させていただきました。 今回の会合では、役員の選出や事業報告など、法人会としての重要な議題が多数話し合われましたが、 何より心に残ったのは、上里町長による講演でした。 町長からは、上里町の現状と今後の展望について、非常にわかりやすく、そして熱のこもったお話がありました。 まず冒頭で触れられたのは、上里町の人口推移について。 現在、町の人口は緩やかに減少しているとのことです。この事実は、決して他人事ではありません。 私たち地域に根差す事業者にとっても、まさに身近な課題です。 その中で、特に印象的だったのは「空き家問題」についての言及でした。 空き家の増加は、地域の景観や安全性の問題に直結しますし、将来的には町の活力にも大きく影響していきます。 住宅を取り扱う私たち三ツ星ハウジングにとっても、空き家は避けて通れない課題であり、同時に大きな社会的使命を感じるテーマでもあります。 講演ではこのほかにも、地域の未来に向けたさまざまな施策が紹介されました。 たとえば、国道17号バイパス整備の進捗や、神保原駅南口の改札口新設計画、 さらには工業団地の整備・誘致に関する構想など、町の発展を見据えた多様な取り組みが語られました。 これらの施策に共通するのは、「上里町をより暮らしやすく、働きやすく、訪れたくなるまちにする」という町の未来像です。 そしてその実現には、行政だけでなく、私たち地元企業の力も不可欠だということを、強く感じました。 当日、会場にはさまざまな業種の経営者や関係者の方々が集まっていました。 皆さんが真剣なまなざしで講演を聞き、上里町の今と未来についてしっかりと受け止めている姿に、大変感銘を受けました。 地域を良くしたいという想いは、業種や立場を越えて共有されているのだと、改めて実感いたしました。 私たち三ツ星ハウジングも、地域密着型の工務店として、これまで多くの住宅建築やリフォームを手がけてまいりました。 しかしこれからは、より一歩踏み込んで、空き家対策や地域景観の維持、防災・安全性の確保といった、 まちづくりそのものにも積極的に関わっていきたいと考えています。 たとえば、古くなった住宅をリノベーションすることで、若い世代や子育て世帯が住みたくなる魅力ある空間に生まれ変わらせる。 あるいは、空き家となった物件を利活用し、シェアスペースや店舗として再活性化させる。 そうした一つひとつの取り組みが、町の将来を支える力になるのではないかと感じています。 今回の法人会の会合は、地域に根差した企業としての在り方をあらためて考える、貴重な機会となりました。 上里町の将来を担う一員として、私たちに何ができるか。どんな形で貢献できるか。 これからも地域と共に歩む企業として、しっかりと仕事に励んでまいります。 そして今後も、このような地域の声に耳を傾け、行政や他企業との連携を深めながら、 よりよいまちづくりの一端を担える存在でありたいと、心から願っております。
大変有意義な時間となったこと、またこの埼北・群馬県南に多くの人々が集うことを願い、行動していきたいです。