【清掃性・ライフスタイルに合わせた新しい選択肢】 リクシル高崎ショールーム担当者によるユニットバス勉強会を開催しました 先日、リクシル熊谷ショールームの当社担当の方をお招きし、社内にてユニットバスに関する勉強会を実施しました。 今回の勉強会では、最新のユニットバスに関する情報や、実際のお客様対応の中で感じているニーズ、他社製品と比較しての特徴など、 非常に具体的で実務に直結する知見を得ることができました。 今回はその勉強会の内容を中心に、特に印象に残った「清掃性の工夫」と「若者世代に人気の“浴槽を使わないスタイル”への対応」についてご紹介したいと思います。 ■ユニットバスの進化は「清掃性」にあり 今回、担当者の方が最も強調されていたのが「清掃性の高さ」でした。 多くの住宅設備メーカーが機能性やデザイン性をアピールする中で、リクシルでは「毎日使う場所だからこそ、掃除のしやすさが一番大事」という考え方に基づいた 開発を行っているとのこと。 特に印象的だったのは以下の点です。 • 壁や床の水はけの良さ:リクシルのユニットバスでは、水はけの良い床材を使用し、カビの発生しやすい“水が残る環境”をできるだけ排除する工夫がされています。 日々のお手入れが楽になることはもちろん、家全体の衛生環境にも良い影響を与えます。 • パーツの脱着が簡単:換気口や排水口カバーなども簡単に取り外しできる構造になっており、細かい部分までしっかり掃除ができるよう配慮されています。 こうした清掃性の高さは、お客様からの満足度にも直結するポイントであり、施工店としても自信を持っておすすめできる要素だと改めて実感しました。 ■“湯船に浸からない”ライフスタイルへの対応:バストープという選択 もう一つ、非常に興味深かったのが「バストープ(Bath-Tope)」というスタイルの紹介です。 このバストープとは、若い世代を中心に広がっている「日常的には湯船に浸からないが、たまに入りたくなる時だけ使いたい」というニーズに応えた新しいバススタイルです。 従来のように常に浴槽を備えたバスルームではなく、普段はシャワーのみで済ませる人のために、必必要な時にだけ浴槽を設置してお湯に浸かる、という使い分けが可能です。 浴槽を使わない時はスペースが広くなるため、浴室の空間効率を上げることができます。 この発想は、単に省スペース・省エネルギーという視点だけでなく、ライフスタイルの多様化に応える柔軟な住宅設計という意味でも非常に価値のある提案だと感じました。 実際、若い共働き夫婦や単身者など、毎日忙しい生活を送っている方にとっては、浴槽の掃除や追い炊きの手間を省けることは大きなメリットです。 その一方で、「今日は疲れたから、湯船にゆっくり浸かりたい」と思った時にも使える仕様になっているため、暮らしの幅が広がります。 ■学びを通して見えてきた提案のヒント 今回の勉強会を通じて、私たちは単に商品知識を深めただけではなく、「お客様の暮らし方をどう読み解くか」という視点の重要性を再確認しました。 一見すると単なる設備の違いのように思えるかもしれませんが、その背景には「家族構成」「生活リズム」「掃除の負担」「エネルギー効率」など、 さまざまな暮らしの要素が複雑に絡んでいます。 私たち工務店の役割は、そうしたお客様一人ひとりの状況をしっかりとヒアリングし、最適な商品を選ぶだけでなく、 その使い方までイメージできるようにサポートすることだと、改めて感じました。 ■まとめ:進化するユニットバスに、私たちの提案力も進化を ユニットバスは、日々進化しています。 特にリクシルのように「清掃性」や「ライフスタイルの変化」に真摯に向き合っているメーカーの製品は、お客様にとっても、私たち施工店にとっても非常に心強い存在です。 今後、リフォームや新築のご相談をいただく際には、こうした学びを活かし、お客様の暮らしに本当にフィットするご提案ができるよう、 スタッフ一同、引き続き学びを深めてまいります。